━―━―━―━―━― mail magazine from MIDAC ―━―━―━―━―━        ☆    みだコロジー2017     ☆        ☆                 ☆        ☆ 〜みんなの環で地球をキレイに〜 ☆ ━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━  【2017年11月1日発行】 ===================================  2017年10月の台風21号により亡くなられた方々、  そのご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、  台風で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。  一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 ===================================  読者の皆様、こんにちは!  10月はとても雨の多い月で、台風も発生し、せっかくの行楽シーズン、  予定の変更を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか?  11月は晴れの日が多いといいですね!  それでは今月号も最後までお付き合いよろしくお願いします!  ※ 本メールは送信専用のアドレスとなっております。    ご意見、ご感想などは melmag@midac.jp にお送りください。 ===================================  <CONTENTS>  【T.『循環型社会形成推進基本計画の策定のための具体的な指針』について】  【U.その他ニュース】  【V.ミダックグループ トピックス】 ===================================  【T.『循環型社会形成推進基本計画の策定のための具体的な指針』について】      <循環型社会形成推進基本法とは?>   廃棄物処理法の上位にある法律で、基本的な枠組みを定めた法律です。   [循環型社会の形成の推進に関する法体系]    環境基本法      ↓    循環型社会形成推進基本法      ↓    廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)    資源有効利用促進法      ↓    個別リサイクル法等    (容器包装、家電、建設、食品、自動車、小型家電…)   <循環型社会形成推進基本計画とは?>   循環型社会形成推進基本法で、循環型社会の形成に関する施策を総合的かつ、   計画的に推進するため、基本的な計画を策定することが規定されている。   おおむね5年ごとに計画の見直しをすることとなっており、平成30年春を目途に   現行の第三次循環基本計画(平成25年5月閣議決定)を『見直す』必要がある。   今般、この『見直し』のため、新たな計画策定のための指針が公開されたので、   ご紹介したいと思います。   (抜粋とします。詳細は下記リンクをご参照ください。)   環境省   8/21 新たな循環型社会形成推進基本計画の策定のための具体的な指針(案)      に対する意見募集(パブリックコメント)      http://www.env.go.jp/press/104431.html   10/2 「新たな循環型社会形成推進基本計画の策定のための具体的な指針」      (中央環境審議会意見具申)      http://www.env.go.jp/press/104621.html   現行 循環型社会形成推進基本計画(平成25年5月閣議決定)      http://www.env.go.jp/recycle/circul/keikaku.html ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―  1.低炭素社会、自然共生社会など持続可能な社会づくりと統合的取組   ●SDGsやG7富山物質循環フレームワークに基づき、資源効率性・3R、    気候変動、有害物質、自然環境保全等の課題への対策を統合する。   ●例:リサイクルに加えて2Rの促進、     廃棄物処理施設を地域のエネルギーセンターや防災拠点として位置づけ    ⇒資源効率、資源循環、低炭素化等の同時達成。    ⇒環境・経済・社会課題の統合的解決を目指す。   ●課題解決のため、国民、NGO、大学、事業者、地方公共団体、政府など    主体間の連携を進め、各主体の取組をフォローアップし、推進する。   ●少子高齢化の進展や、シェアリングエコノミーなどの生活・生産スタイル    の変化を念頭に置く。  2.多種多様な地域循環共生圏形成による地域活性化   ●「地域循環共生圏」の実現。   ●例:リユース、リサイクル、廃棄物処理、農林水産業など多様な事業者の    連携により、資源を地域でエネルギー活用を含めて循環利用(循環・再生)    し、これらを地域産業として確立させることで、地域コミュニティの    再生、雇用の創出、地域経済の活性化などにつなげる。   ●ごみ出しが困難となる高齢者の増加やごみ質の変化などを踏まえる。    (福祉政策と連携した収集など、高齢化社会に対応。)   ●地域の特性や循環資源の性質に応じて、まず地域内の循環を優先し、    地域内の循環が困難なものは循環の輪を広域化させることにより、    重層的な循環型の地域づくりを進めること、循環資源や廃棄物の輸送を    支える静脈物流システムを維持し、適切に機能させること、    地域において地域循環共生圏を支えるまち・ひと・しごとが    求められていること、技術や金融手法を活用することなどを考慮。  3.ライフサイクル全体での徹底的な資源循環   ●ライフサイクル全体での効果的・効率的な資源循環を徹底する。   ●2Rに関する産業を育成する。   ●消費者が循環資源の分別・収集・利用の方法について容易に把握できる    ような情報の発信を進める。   ●拡大生産者責任の適用、事業者による自主的な行動の促進、    経済的インセンティブの活用、情報的措置、ビジネスとの    パートナーシップ等のポリシーミックスの適用。   ●リサイクル原料への有害物質の混入について、有害物質規制の強化などの    国際的動向も踏まえ、上流側の化学物質対策などと連携し、    ライフサイクル全体を通じてリスク削減。   ●[プラスチックなど多種多様な製品に含まれている素材]     ・海洋中のマイクロプラスチック対応     ・流通の実態を把握し、個別リサイクル法の対象物以外も資源循環を推進     ・複数ルートで大量に流通する製品は、回収ルートの確立など、      ライフサイクル全体で考える     ・バイオマスプラスチックの調査研究や普及推進    [食品]     ・食品ロス削減(SDGsの目標も踏まえ)     ・各主体の取組の促進、地方自治体が各主体間の連携を調整      ⇒地域全体で取組を促進     ・食品廃棄物等の不適正処理対策の強化とリサイクルの取組を同時に促進    [ベースメタルやレアメタル等の金属]     ・地域の特性を活かした工夫、静脈産業や素材産業等の連携      ⇒回収量の増大につなげる     ・雑品スクラップの適正処理とリサイクル     ・東京オリンピック・パラリンピックを契機として、国民の3R活動への      参加を促す(例:リサイクル金属によるメダル製作)       ・電池の3R    [土石・建設材料]     ・住宅の長寿命化など、良質な社会ストックの形成     ・空き家等の放置された建築物の施策     ・土石・建設材料向けのリサイクルについて、再生材の新規利用を促進    [温暖化対策等により新たに普及した製品や素材]     ・太陽光発電設備の3R  4.適正な国際資源循環体制の構築と循環産業の海外展開の推進  (1)適正な国際資源循環体制の構築   ●不法輸出入対策として、取締りの実効性を確保する。   ●バーゼル法等の改正を通じて、国内外で発生した二次資源    (使用済鉛蓄電池、電子部品スクラップ等)について、日本の環境技術の    先進性を活かしつつ、リサイクルを適正かつ着実に進める。   ●国際的なサプライチェーンや貿易・投資、ラベリング、データ共有、    経済分析等において、G7、G20間を含む国際レベルでの    資源効率性向上のための協力を強化する。  (2)循環産業の国際展開の推進   ●途上国のニーズを十分に踏まえた上で、日本の環境技術や制度を    活用した質の高い環境インフラを国際展開する。   ●浄化槽等について、包括的な汚水処理サービスの国際展開を図る。   ●アジア各国において高度な技術の導入や資源循環の促進による長期的な    環境面、経済面のメリットを国際機関等と連携して積極的に発信する。    また、市民の環境保全に関する意識の向上に向けた、NGO等と連携した    草の根レベルでの交流・支援。  5.万全な災害廃棄物処理体制の構築   ●平時から災害時における生活ごみやし尿に加え、災害廃棄物の処理を    適正かつ迅速に実施するため、自治体レベル、地域ブロックレベル、    全国レベルで、重層的に廃棄物処理システムの強靭化を進める。   ●風水害については温暖化対策における適応策との統合、    災害時のアスベスト・化学物質等への対応との統合、住民等との    災害時の廃棄物対策に関する情報共有について考慮。関係省庁との連携。   ●災害廃棄物の仮置場の確保について、国有地も含めた適切な候補地の選定に    係わる知見の整理提供等を含め、災害廃棄物処理計画の策定を促進する。  6.適正処理の更なる推進と環境再生  (1)適正処理の更なる推進   ●廃棄物処理法等の改正を踏まえて、廃棄物の不適正処理への対応強化。   ●不法投棄の撲滅のための、未然防止、早期発見、早期対応による拡大防止。   ●良貨が悪貨を駆逐する競争環境の整備による、環境産業全体の健全化・振興。   ●廃棄物関連情報の電子化と、電子マニフェストを含む各種情報の活用を    推進する。   ●アスベスト、POPs廃棄物、水銀廃棄物、埋設農薬などについて、    情報を関係者が提供・共有し、適正に回収・処理を行う。   ●PCB廃棄物について、処分期限の達成に向けた確実かつ適正な処理を    推進する。   ●リサイクル原料への有害物質の混入について、国際的動向も踏まえ、    上流側の化学物質対策などと連携し、ライフサイクル全体を通じた    リスク削減。   ●最終処分場を含む廃棄物処理施設の整備や長寿命化等のストック    マネジメントや廃棄物処理の広域化について、人口減少等の社会状況の    変化を考慮した上で、地域住民等の理解と協力を得ながら推進する。  (2)廃棄物により汚染された環境の再生   ●マイクロプラスチックを含む海洋ごみや散乱ごみについての、    国際的な連携の推進、実態把握、発生抑制。   ●不法投棄等による支障の除去等を進めるとともに、未然防止や拡大防止。  (3)東日本大震災からの環境再生   ●放射性物質により汚染された廃棄物や除去土壌等の着実な処理。   ●被災地の復興を未来志向で進めるとともに、森・里・川・海が生み出す    自然的なつながりや地域内での資金循環に着目する。  7.循環分野における技術開発、人材育成、情報発信等   ●デジタル技術・ICT技術、AI技術・リモートコントロール技術・    ビッグデータの活用など。   ●必要な技術開発を促進する。   ●人材の育成や主体間の連携を促進する。   ●個々人の意識を高め、実際の3Rに関する行動に結びつくような    情報発信や仕組みづくりを進める。  8.指標・数値目標に基づく評価・点検   富山物質循環フレームワークに基づき、物質フローや取組の指標を検討し、   他の国が参考とできるよう、透明性のあるフォローアッププロセスを示す。 ===================================  【U.その他ニュース】  環境省 報道発表資料 抜粋   10/2 「水銀に関する水俣条約第1回締約国会議」の結果      http://www.env.go.jp/press/104620.html   10/2 「新たな循環型社会形成推進基本計画の策定のための具体的な指針」      (中央環境審議会意見具申)      http://www.env.go.jp/press/104621.html   10/6 特定有害廃棄物等の範囲、再生利用等事業者等の認定制度等に関する      検討会(第2回)の開催      http://www.env.go.jp/press/104664.html   10/16 「水銀等による環境の汚染の防止に関する計画」の策定・公表      http://www.env.go.jp/press/104678.html   10/16 平成29年度「ウォームビズ」      http://www.env.go.jp/press/104681.html   10/24 「生物多様性民間参画ガイドライン(第2版)案」に関する意見募集      (パブリックコメント)      http://www.env.go.jp/press/104677.html   10/26 環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」の充実・拡大に関する      協定の締結      http://www.env.go.jp/press/104716.html   10/30 「日本の気候変動対策支援イニシアティブ2017」の発表      http://www.env.go.jp/press/104750.html   10/31 11月はエコドライブ推進月間です!!      〜地球と財布にやさしいエコドライブを始めよう〜      http://www.env.go.jp/press/104721.html   10/31 PCB廃棄物の早期処理に係る一斉広報について      −処分期間が最短で残りわずか150日−      http://www.env.go.jp/press/104746.html  経済産業省   10/30 資源エネルギー庁HP「スペシャルコンテンツ」サイト開設のお知らせ!      〜生活を支えるエネルギーや資源の情報をわかりやすく解説〜      http://www.meti.go.jp/press/2017/10/20171030001/20171030001.html ===================================  【V.ミダックグループ トピックス】   10/13 浜松市 産業廃棄物処理業許可変更に関するお知らせ      http://www.midac.jp/archives/2253   <内容>   (産廃・特管とも)呉松事業所の埋立処分の廃止(許可番号が変更しています) *−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*−=−=−*  ■□ 編集後記 □■  今回の【みだコロジー】はいかがでしたでしょうか?  最近はだいぶ寒くなってきて、久しぶりに長期間体調を崩してしまい、  まわりにも、風邪や体調不良の方が増えてきました。  体を冷やさないようにして、体調を崩されないよう、ご留意ください。  それでは次回の【みだコロジー】をお楽しみに ♪♪ .:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:*:*:.。.:**:.。.:**:.。.:*  ◆このメールマガジンの解除・配信先変更は、こちらまでお願いします。   ご意見、ご質問もお待ちしております!   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